こんにちは、ミントです
今回は、「R」で、「 変数、またはオブジェクト 」をつかってみたいと思います
その前に、まず変数、オブジェクトってなに?って方はこちらをどうぞ
本記事の概要
変数 (オブジェクト) ってなに?
以前の記事で、「R」で四則演算をやりました
このときは、計算結果は表示したらそれで終わりで、そのとき限りでした
もうすこし複雑な計算をするようになると、たとえば、
ある足し算をして(①)、その結果を何倍かする(②)
のように、前に行った計算結果を、あとで使いたい場合があります
①の計算結果を保管しておけたら便利ですよね!
これを可能にするのが、「 変数 」や「 オブジェクト 」と呼ばれます
厳密には、変数とオブジェクトは違うところもありますが、ここでは、
「 なにかを保管しておく入れ物 」
と理解してもらえればだいじょうぶです
プログラムを勉強したことがあれば、「 変数 」を聞いたことがあるかもしれません
Rでは「 オブジェクト 」と呼ぶ人が多いので、ここでもオブジェクトと呼ぶことにします
「R」で、オブジェクトをつかってみる
というわけで、Rでオブジェクトを使ってみましょう~
使い方はとってもカンタンで、こんな感じです
まずためしに、「1+2」を計算してみると、3と答えを返してくれます
つぎに、「 answer <- 1+2 」としてますが、この意味は、
1+2の結果を、answerという名前のオブジェクトに入れてください!
ということです
このとき、「 <- 」をつかうことで、オブジェクトに代入しています
また、「1+2」のときは答えが自動的に3と出ますが、
「 answer <- 1+2 」では、なにも表示されません
計算結果を出力するには、answerとあらためて打ち込めばオッケーです
そのために「answer」ともう一度打ち込んでいます
ではちょっと変えてためしてみます
「answer2」と、「<-」、「3+5」の間のスペースをなくしてみました
結果は、きちんと計算されています
Rはきちんと処理してくれます
でも、単語がどこで区切られてるかわかりずらいので、ちょっと見にくいですね
代入先を左側でなく、右側にしてみました
これもきちんと計算できていますね
オブジェクト名は、英語じゃないとだめなの?わたしは日本語使いたいよ~
って方、だいじょうぶです!こんな感じで使えますよ
ほら、こんな感じで使えます!
ただ、打ち込んでみるとわかるんですが、ローマ字と日本語の切り替えがめんどくさいです
じゃあ最後に、オブジェクトのありがたみを(なんとなく)感じれる例をやってみましょう
AからEまでの5つの病院があるとします(A, B, C, D, E)
それぞれの病院で、一日にインフルエンザの診断をされた人数が、2、4、1、9、3人でした
これらの病院でのインフルエンザ患者の平均を求めてみます!
ちなみに、平均値は、
(平均)=(すべての数の合計)/(病院数)
これで求まりますね
「R」でやるとこんな感じです ↓
まず合計(gokei)に、すべての数の合計を足して代入しています
つぎに、gokeiを、病院数の5でわり算して、それを(平均)heikinに代入しています
最後に平均値を表示させています
このように、オブジェクトをつかうと、前の計算結果をとっておいて、あとで再利用することができます
というわけで、今回は、「R」でのオブジェクトの使い方でした。
オブジェクトには、「型(かた)」という考え方があります↓
こちら無料で読めます↓