「チャットボット」とは、「人工無脳」に「人工知能 (AI) 」の機能を加えたものです。
人工無脳ってなに?
ってことなんですが、人工無脳は、会話を行うことができるプログラムのことです。
ただし会話といっても、意味がわかって会話しているわけでなく、あらかじめ決められた答えを返すようにプログラミングされているものを指します。
チャットボット = 人工無脳 + 人工知能 (ai)
この「チャットボット」とは、「人工無脳」に「人工知能 (AI) 」の機能を加えたものです。
また、ユーザーごとに興味を持ちそうな商品を推薦(レコメンド)してくれるといった、新しい価値を提供できるようになります。
とはいっても、なぜ最近、チャットボットが盛り上がっているんでしょうか?
本記事の概要
スマホやSNSの時代には、メッセージングアプリのチャットボットが活躍する
チャットボットを使えば、様々な場面で自動化することができます。たとえば、コールセンターの受付業務や、ピザの配達の予約サービスなどの定型的なやりとりで活躍します。
定型的なやりとりでは、あらかじめ決めておいた対応と、人工知能による柔軟な対応をうまく組み合わせることで、コンピュータによる自動化が可能になります。
自動化できると、人件費がかからないことや、24時間対応などの人間がするよりもよりよいサービスを実現することもできます。
とはいっても、もう少し具体的な事例があるとわかりやすいですよね。
チャットボットの3つの事例とは?
チャットボットを実際に導入した事例などがあるとわかりやすいですよね。そこでここでは、チャットボットを導入した3つの事例をご紹介します。
①、ビザの注文のチャットボット化
ドミノ・ピザはLINEと連携して、LINE上で簡単にピザを注文できるチャットボットを開発しました。
LINEのメッセージスレッド内で、メニュー選択を行って、チャット形式で必要情報を伝えます。するとピザを注文することができます。
電話やネットでも受付られていますが、LINE上のチャットなら、電話代もかからずサクッと注文することができます。
ちなみに、LINEメッセージ経由の売上は、7ヶ月で2億円だったとのことです。
他のデリバリーサービスでもチャットボットを使うことで、新たな売上拡大のチャンスを得られる可能性を示しています。
②、タクシー配車サービスのチャットボット(Uber)
このサービスの面白いところは、配車サービスのアプリをインストールしなくていいところです。
友人などとのメッセージのやり取りの中で出てきた住所をタップすると、「Request a Ride」(配車希望)の表示をタップすると、それだけで配車が完了します。
また、しばらくしてからの配車状況も会話上で知ることもできます。
いつも使っているメッセージングアプリを数回タップするだけで配車できてしまうって便利ですよね。
③、飛行機にのれるチャットボット(KLMオランダ航空)
Facebookメッセンジャーと連携することで、搭乗チェックイン、フライト詳細確認、電子搭乗券の表示、リマインド通知などの仕組みを提供してくれるチャットボットです。
アメリカでは航空機の搭乗者の80%がメッセージングアプリを利用しているとのことで、KLM航空はその点にいち早く目をつけたと言えます。
メッセージングアプリを使うメリットの1つは、急な搭乗口の変更や遅延連絡などがプッシュ通知で知らせてくれるところです。搭乗口にいってはじめて知った、というような時間のロスを最小限にしてくれるのではないでしょうか。
このように、チャットボットはビジネスでの応用が今後なお一層加速していくと考えられますし、この流れの全体をつかんでおくことは重要です。
そこでチャットボットの全体像やビジネス応用、未来の可能性など、サクッと理解できるわかりやすい本をご紹介します
本書の構成は以下の通りです。
まえがき
CONTENTS
INDEX
あとがき
Part1 チャットボットとは?
1−1、あらゆるサービスを置き換えるチャットボット
1−2、「bot」とは何か
1−3、スマホの普及で増えすぎたアプリ
1−4、「気持ちのいいユーザー体験」からは逃げられない
1−5、人かボットか?
1−6、KLMオランダ航空、Uber、ドミノ・ピザのチャットボット活用事例
Part2 チャットボットにおけるビジネスの可能性
2−1、「ブランドと会話する」ということ
2−2、チャットボットから得られるブランド側のメリット
2−3、チャットボットが浸食しはじめる5つの分野
2−4、サブボットとユニバーサルボット
2−5、チャットボット開発に活用できるツール
2−6、チャットボットのビジネス展開
2−7、チャットボットの問題点について
Part3 ボット時代を牽引するプラットフォーマーたち
3−1、ボットプラットフォームの先駆者「Kik」と「Telegram」
3−2、ボットの価値を知らしめたSlackのインパクト
3−3、2つの巨大メッセージングサービスを持つ「Facebook」
3−4、「会話」プラットフォーム化構想を掲げるマイクロソフトの挑戦
3−5、音声によるパーソナルアシスタントはどう生活を変えるか?
3−6、最強のAIを持つGoogleが狙う未来とは?
3−7、アジア最強のメッセージングサービスWeChatの取り組み
3−8、あらゆる分野で生まれるチャット型スタートアップ
Part4 LINEに代表される日本勢の取り組みとは
4−1、「Closing the Distance」を掲げる、LINEが目指す未来
4−2、ブランドと顧客を繋ぐLINEの「ビジネスコネクト」
4−3、チャットでカスタマーサービスは変わるか?
4−4、チャットボット、チャットUIを展開する国内スタートアップたち
4−5、「ペコッター」運営、ブライトテーブル代表 松下氏インタビュー
Part5 チャットボットがもたらすインターネットの未来
5−1、チャットボットがもたらすインターネットの未来
となっています。
本書は、チャットボットとは?という初学者の方から、チャットボットをビジネス応用したいあなたが、これから先の未来を考える上でも役に立つ1冊です。
チャットボットの導入事例、サービス、アプリ、企業などの全体像をサクッと理解できる良書となっています。
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