最近、「データ分析」したら、業績アップ!のようなニュースがよく流れています。
よし!やってみよう!と思っても、いざデータ分析をやろうと思うと、
- 統計学の勉強が必要だった
- データ分析のソフトの使い方を覚えなければならない
など、普段の業務で忙しいのに、そこまで手がまわらない方も多いのではないでしょうか?
それでも統計学の本を買ってみて読んだものの、
- 数式が多くて意味がわかりずらい
- データ分析手法の使い方はわかっても、その意味がわからない
- 自分の仕事にどのデータ分析手法が使えるかわからない
など、業務に活かすところまで行くには、いくつかハードルがあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、忙しいあなたが最小限の手間で最大限の効果が上がるように、
- ビジネスパーソンに馴染みが深い「エクセル」を使う
- データ分析の手法だけでなく、その意味と業務の関わりをサクッと学べる
ような本をご紹介します。
ポイントは、
- データ分析の全体像をつかむこと
- 数字の扱い方を理解すること
- 具体例を通じてデータ分析の一通りの流れを体験してみること
- データ分析のやり方の型のようなものを学ぶこと
となっています。これらを意識して足りないものを補うことで、初学者の方がデータ分析を理解しやすくなっていただけたらと思います。
本記事の概要
Excelでデータ分析をしたいあなたにおすすめの10冊はこちらです
1冊目はこちら 【データ分析業界がどんなものかを眺めることができる1冊】
週刊ダイヤモンド 2017年 3/4 号 雑誌 (データ分析 勝つための絶対スキル)
データ分析の初学者の方は、データ分析の方法や詳細はおいといて、まずは全体像をざっくりつかむのも役に立ちます。全体をとらえておくことで、その後の勉強を加速させることができます。
雑誌なので、気楽にパラパラと読めるのも初学者の方には取り組みやすいのではないかと思います。
本書はデータ分析(データサイエンス)分野の著名な方が多数紹介されていますので、業界動向など体系的に整理する際にも役に立つのではないでしょうか。
2冊目はこちら 【ビジネスで「数字を扱う」とはどういうこと?がわかる1冊】
数字力×EXCELで最強のビジネスマンになる本
ビジネスでは、問題の所在を明らかにし、原因をつかみ、対応策を考えることが大事です。そのプロセスで、「数字を扱う」ことは必須です。
例えば、対応策が功を奏したのかそうでないのかを判断するには「数字」が有効です。数字データをグラフで可視化すれば状況を理解しやすくなります。
このように、数字の扱い方はデータ分析の基礎となります。本書はとくに数字に苦手意識のある方が数字を扱うのが楽しくなる1冊となっています。
3冊目はこちら 【ラーメン店店主になったつもりで、具体的にデータ分析を学べる1冊】
ビジネスで本当に使える超統計学
ラーメン店の店主がデータ分析を行い、経営課題を解決していきます。
- 適正な仕入れの量はどのくらいだろう?
- どうお客様アンケートの結果を活かせばいいの?
- 売上予測はできる?競合店の影響はどのくらいある?
- クーポンの効果はあった?
などなど、身近な例を通じて、統計的な考え方とExcelによる分析方法を学べる1冊となっています。データ分析の一連の流れを具体例を通じて体験できる、わかりやすいおすすめの本です。
4冊目はこちら 【あなたの熱意に、根拠と説得力を持たせるための1冊】
ビジネスマンのためのデータ分析&活用術――統計学×Excel=最強のビジネススキル
ビジネスでは「熱意」が大事!とよく言われます。しかし熱意をもって発表した内容に「それ根拠あるの?」と言われて答えに窮したことはないでしょうか。そういった時に役立つのが本書です。
あなたの「熱意」に「数字による根拠」を加えることで、より完璧なビジネスパーソンへと進化することができます。
数字による根拠を作るための、データの扱い方、グラフの作成、データの要約、未来予測など、いわゆる統計学の基本をわかりやすく学べます。
Excelファイルをダウンロードできるので、手を動かしながら理解することで応用力もつく1冊です。
5冊目はこちら【忙しいビジネスパーソンがExcelでサクッとデータ分析を実践しながら学べる1冊】
統計学の基礎から学ぶ Excelデータ分析の全知識 (できるビジネス)
本書はデータ分析の専門家でなくても、Excelでデータを活用していけるように、基礎からしっかり学べ・実践できる1冊です。
商品の売り上げ予測や適切な価格設定、生産計画の立案など、データと統計学に基づいたビジネス計画の立案はますます重要になっています。
本格的にデータ分析を行うとなるとRやPythonなどのプログラミングを学ばないと
と思われる方も多いかと思います。
最新の手法や高度な手法を使う場合は別ですが、
基本的な方法や、よく使われる手法については、Excelで手軽に分析が可能です。
しかし分析は可能とはいっても、分析結果をビジネスに活かすには、統計学の基礎知識は必要です。
そこで本書では、データ分析の根底にある統計学をしっかり学べ、
学んだことをExcelですぐに実践できるので、データ分析をやりながら統計学に基づいたデータの解釈の訓練ができます。
最適化など、より高度な話題についても学べます。
Excelでデータ分析のスキルが身につくようになっているので、
普段エクセルを使っている、忙しいビジネスパーソンの方に特にオススメの1冊となっています。
6冊目はこちら 【マーケティングに関するデータ分析をサクッと学べる1冊】
数字思考力×EXCELでマーケティングの成果を上げる本
本書はマーケティングにデータ分析を活かしたい初学者向けの1冊となっています。
マーケティングについての基本となる考え方と、マーケティング実務の2部構成となっています。実務の第2部でExcelを使った数字の集計・分析・予測・プレゼン資料作成と、実務の順番に沿って1つ1つシッカリ学べます。
本書はマーケティングを専門にする方だけでなく、すべての職種の方がマーケティング感覚を磨くのにも役に立つ1冊です。
7冊目はこちら 【ビジネスで使える統計分析をサクッと学べる1冊】
EXCELビジネス統計分析ビジテク 第3版 2016/2013/2010対応
ビジネスにおいて、
- 自社製品はどう評価されているか
- なぜ商品は売れないのか
- どのようにしたら売れるようになるか
といった疑問は、あなたも遭遇したことがあるのではないでしょうか。
本書ではこれらの課題について、データ分析の基本となる4S(採取・視覚化・層別・相関)や1変数、2変数、多変数での統計分析の方法を学びながら、課題解決の方法を身につけることができます。
イメージしやすい具体例(アイスコーヒーの注文数を予測する、ヒットするコンビニ弁当を開発せよ!、男性は卵サンドよりカツサンドを好むと言えるか?など)を通して、統計分析について、手を動かしながら効率的に学べる1冊です。
7冊目はこちら 【統計学を活かすための本格的な入門にはこちらをどうぞ】
統計学が最強の学問である実践編—データ分析のための思想と方法
統計学の基本をシッカリわかりやすく伝えてくれる1冊です。
実践編とあるように、統計手法について個別に解説があり、平均と割合、標準誤差と仮説検定、重回帰分析とロジスティック回帰、因子分析とクラスター分析を使って、あなたのビジネスを加速する方法を学べます。
統計手法の使い方だけでなく、手法の意味や業務にどのように役立てればいいかなどまさに現場でつまずくポイントをシッカリ解説されています。数式を最小限にして数式が苦手な方にもとっつきやすく工夫された1冊です。
同シリーズのこちらもございます↓
8冊目はこちら 【データ分析のハウツーを1つ1つ身につけたい方はこちら】
本物のデータ分析力が身に付く本(日経BPムック)
データ分析というと、小難しい記述や数式が多かったりと、わかりにくい印象をもたれてる方もおられるかもしれません。本書はそういった本とは180度異なっています。
難しい記述を最小限にし、データ分析の手順を1つ1つ「ワークショップ形式」で学ぶことができます。演習しながら学べるので、自分の理解を確認しながら進め、きちんと身につけることができます。
他のデータ分析の本を読んだけどよく分からなかったなぁという方にもおすすめの本です。
同著者のこちらもございます。分析組織のマネジメントやリーダーに求められるポイントがまとめられています↓
データ分析プロジェクトの全体を網羅的に学びたいあなたにはこちらもおすすめです↓
9冊目はこちら 【ビジネスに統計を活かすための教科書ならこちら】
ビジネス統計学 原書6版
本書は、Business Statistics: A First Course Sixth Edition (2013) D. L. Levine et al の日本語訳です。訳者である前田裕治先生が教える専門職大学院で、MBAの学生対象の授業でテキストとして使われている1冊です。
実際のビジネスシーンで役に立つ例題や演習などが豊富に収録されており、図やイラストが多くわかりやすく解説され、ビジネスシーンに遭遇する例で演習でき、エクセルを使って手を動かしながら学べる良書です。
10冊目はこちら 【データ分析の専門家になるにはどうすればいいの?がわかる1冊】
改訂2版 データサイエンティスト養成読本 プロになるためのデータ分析力が身につく!
データ分析の専門家は「データサイエンティスト」と呼ばれています。
- データサイエンティストに必要なスキルは?
- データ分析のプロセスは?
- データサイエンティストが実際にどうデータ分析を行っている?
などについて、SQLやWebスクレイピングなどの付随する知識が紹介されています。
データ分析の専門家がどのようなスキルを使っているか、
どのようなプロセスで分析を行っているか
などをサクッと学ぶことができます。
データ分析のプロのやり方を垣間見ることができる1冊です。
今回はエクセルでデータ分析を行うためのおすすめ本を10冊ご紹介しました。
Excelは多くのビジネスパーソンに使われており、データ分析の書籍も他にも多数出版されています。
まだまだ良書はありますので、それらは随時追加していきたいと思います。
こちらもビジネス統計学を学びたい方におすすめです。
ビジネス統計学【上】【下】
Excelを本格的データ解析ソフトにパワーアップする、統計解析アドインソフトです↓
こちらはアカデミックユーザ版で、通常版よりお得です↓
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東京大学のデータサイエンティスト育成講座
データ分析のための数理モデル入門 本質をとらえた分析のために
分析者のためのデータ解釈学入門 データの本質をとらえる技術
データ視覚化のデザイン
パソコン仕事が10倍速くなる80の方法 たった1秒の最強スキル
Excel 最強の教科書完全版――すぐに使えて、一生役立つ「成果を生み出す」超エクセル仕事術
たった1日で即戦力になるExcelの教科書
Excelでマスターする ビジネスデータ分析 実践の極意
Excelで学ぶデータ分析本格入門
Excelビジネスデータ分析 徹底活用ガイドExcel 2019/2016/2013対応
Excel分析ツール 完全詳解
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マーケティングにも使えます!
『「エクセル」で「データ分析」や「統計分析」できるようになりたいあなたにチェックしてほしい良書10冊はこちらです』
『「データ分析」を活用したいけど分からないことだらけの方、その悩みを解決する良書10冊はこちらです』
Excel で「重回帰分析」をしたいあなたはこちらもどうぞ↓
『「重回帰分析」を学びたいあなたにチェックしてほしい良書、10冊はこちらです』
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『「データマイニング」を勉強したいあなたにチェックしてほしい良書、10冊はこちらです』
Excel で「ディープラーニング」を学びたいあなたはこちらもございます↓
Excelでわかるディープラーニング超入門
Excelで作るディープラーニング: ロジスティック回帰から画像認識まで
多変量解析の基礎の基礎となる、線形回帰分析についてはこちらもございます↓
人工知能 3番目の入門書: 線形回帰分析 (ミント出版)
本書は、統計解析としての線形回帰分析と、人工知能(機械学習)としての線形回帰分析のやり方について、
1冊で理解できるお得な本となっています(無料です)。
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