こんにちは、ミントです
前回までに、ベクトルを説明しました
今回は、Rで 「 行列 」 をつくってみたいと思います
じつは行列はもう作ったことがあります
今回はオプションなどもきちんと説明したいと思います
本記事の概要
Rで行列を生成する
Rの行列は、ベクトルの特殊な形として生成します
ベクトルに、行と列という新しい情報を付け加えることで行列を表現します
行列を生成するには、「 matrix ( ) 関数 」を使います
matrix ( ベクトル, 行数か列数) という形で使います
この例では、seq ( 1, 10 ) で、1から10までの連続する整数ベクトルを表現して、ncol = 2 で、列数が2と指定しています (number of colomn ”列の数”の略です)
列数か行数のどちらかを指定すれば、もう片方は決まりますので、列数だけを指定しました
行数を5としても同じ行列が生成できます
nrow = 5 で、行数が5であることを指定しています (number of row ”行の数”の略です)
この行列では、まず第1列から順に1,2,3,4,5と格納されています
第1行から順に1,2,・・・と格納したいときには、 byrow = TRUE を指定します
byrow = TRUE を指定することで、たしかに第1行から順に1,2、・・・と格納されています
行列は matrix ( ) 関数を使わなくても生成できる
Rでは、行列オブジェクトは内部ではベクトルとして表現されています
行列は、ベクトルに行数か列数という属性が付け加わったもの、なんです
matrix ( ) 関数は、自動的にベクトルに属性をつけてくれるわけです
ベクトルに行数や列数の属性をつけてやれば、matrix ( ) 関数をつかわなくても行列を生成することができます
seq ( 1, 10 ) でベクトルを生成しています
「 dim ( ) 関数 」を使って属性を加えています
dim ( 属性を加えたいオブジェクト名 ) <- 加えたい属性 という形でつかいます
するとたしかに行列が生成していることがわかります
でも matrix ( ) 関数を使った方がラクですね
ここでは「行列はベクトルに属性をつけて作られている」ことを覚えておきましょう~
というわけで、今回は行列をつくってみました
行列の各要素の、操作方法はこちらです。
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