社会に出て働くと、ストレスたまったりしますよね〜
社外でのライバル企業との戦いだけでなく、社内での営業成績が競争になったりと、
いつも気が休まらないよ~
って方もおられるのではないでしょうか。
そんなあなたはライバルとの競争(いくさ)に、「できるだけ少ない負担」で勝てたらうれしいですよね。
そこで本記事では、「戦いの負担を軽く」しながらも「成果は残す」ための極意がまとめられた「孫子の兵法」について、サクッと理解でき、ビジネスに活かすためにまとめられた良書をご紹介します。
本記事の概要 [表示]
あなたはだれよりも努力しています
- ライバル企業の卑怯な戦略にも絶対負けたくない!
- 得意先とは、誰よりも自分が1番コミュニケーションをとってきた!
- わたしはもっと認められていいはず!
- 自分の仕事にもっと満足したい!
- もう少し違ったやり方があるんじゃないかなぁ。このままでだいじょうぶだろうか・・・
誰もが1度はかんじる悩みではないでしょうか。
上級者は戦わずに勝つ
「孫子の兵法書」は、紀元前500年くらいに「孫武」によって書き始められた(といわれる)書物です。
その後、孫武の子孫たちが内容を充実させたり、難解なところに解説を加えたりしました。当時の中国は戦国時代だったため、おもに戦争で勝つためにはどうすべきか?といった内容がまとめられました。また、紀元200年くらいには、「三国志」で有名な曹操によって、孫子の要点がまとめられたようです。
ざっと計算すると、孫子の兵法は「約2500年」のあいだ読み継がれている書物ということになります。
すごいですよね〜!
その内容は、「いかにして戦争に勝つか」を目標にしていますが、
- 「戦いはできるだけ避ける」
- 「なるべく短期決戦にする」
など戦争は最小限にしよう、という思想があります。
そのためにも、「現実をつぶさに分析」し、「主導権を握り」、「敵の意表をつく」ことで、最小限の戦いで最大の効果を得ることを目指した、上級者の戦い方といえます。
孫子の兵法は現代のビジネスパーソンにも役に立つ
孫子の兵法では、孫子曰く、
- 戦わずして勝つ
- 敵を知り、己を知れば、百戦危うからず
- 兵は拙速に聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり
など、数多くの名言・金言があります。
孫子の兵法が戦争に役立つことは知ってるけど、
目の前の仕事には役立たないんでしょう~?
って思われる方もおられるかもしれません。
じつはそれ、間違ってるんです。
孫子の兵法は、現代のさまざまな場面で活かせる「知恵」で、ビジネスパーソンが仕事で出会う難しい場面でも必ず役に立ってくれます。
とはいっても、
「仕事に活かす」には、どうすればいいの?
というのが本音ではないでしょうか。
そこで、忙しい方でもマンガでサクッと仕事に活かせるようになる1冊をご紹介します。↓
本書は、ブラック企業に入社してしまった主人公「米倉舞(27)」が、得意先で理不尽なトラブルに巻き込まれて退職。その後地元の「オクダ食糧」に再就職し、営業として奮闘する様子が描かれています。
米倉舞はさまざまな困難にぶつかる中で、孫子の兵法に精通する、なぞの掃除のおばあちゃんと出会います。舞はそのおばあちゃんから孫子の兵法を教わりながら
- 得意先との付き合い方
- 新商品の企画・売り込み方
- 価格競争
- 大手との競争
などビジネスパーソンなら誰でも一度はもつような悩みを解決していきます。
本書を読むと、舞といっしょに「孫子の兵法の活かし方」を物語のストーリーを通じて、スムーズに理解できる構成となっています。マンガでわかりやすく書かれているので、ちょっとしたスキマ時間に、ササッと読めてしまうのもうれしいです。マンガだけでなく補足説明もされているので、その解説を読むことでシッカリとした理解も深めることができます。
本書の目次は以下の通りです
第1話 私のせいで、得意先がつぶれちゃった!?
〜知者の慮り(おもんばかり)は必ず利害を雑う(まじう)〜
第2話 新商品を企画して売り込め
〜小敵の堅なるは大敵のとりこなり〜
第3話 低価格米にネット商品、手ごわい敵との戦い
〜知将は努めて敵に食む〜
第4話 大手の価格攻勢に、最大のピンチ!
〜呉越同舟〜
第5話 売るべきなのは「お米」じゃなかった?
〜千里なるも戦うべし〜
最終話 戦わずして勝つ道はある
〜人の耳目(じもく)を一(いつ)にする〜
よくわかる「孫子」の言葉解説
あとがき
となっています。
- 敵を知って自分を知る
- ライバルの意表をついて、先をいく
- 戦わずして勝つ
考え方の幅を広げてくれ、困った状況に新しいアイデアを与えてくれる孫子の兵法の実践の手引きとなっています。すべてのビジネスパーソンにオススメの1冊です。