電車にのって見回すと、みなさんスマホをいじっているのをよく見かけます。
スマホは小型のパソコンで、オペレーティングシステム(OS)によって管理されています。
「Android」は、Googleが開発したスマホやタブレット用のOSです。
利用されるようになって7年が経過して、大きく普及しています。
Androidは日々進化していて、さまざまなアプリケーションが作られています。
カメラアプリではさまざまな補正が手軽にできるものなど、
使ってる~って方、使った写真をみたことがある!って方は多いかと思います。
日々便利なアプリを使っていると、
- このアプリってどうやってつくってるんだろう?
- 自分もつくってみたいなぁ~
なんて思う方も多いのではないでしょうか。
Androidのアプリケーション開発では、開発環境の準備が簡単であるメリットがあります。
開発者登録費用は、最初の1回のみ(25アメリカドル、だいたい2500円くらい)で、アイフォンなどのiOSが毎年かかるのに比べ、お得になっています。
また、公開までにかかる時間が数時間で、サクッと公開できます(iOSでは1週間程度です)。
なので、スマホアプリをはじめて作るなら、まずAndroidでやってみるのがおすすめです。
ただしデメリットもあって、iOS はApple端末のみで動かすのに対し、Androidは様々な端末で動かします、
なので、作ったアプリケーションがきちんと動くかのテストは、対応端末が多い分、確認に労力がかかることがあります。
もちろん対応端末が多いので、多くの方に使ってもらうチャンスになります。
Android開発では、開発環境にGoogleが公開している「Android Studio」が使えます。
Android Studio内でプロジェクトを作成し、実行し、アプリの具合を確認することができます。
Android Studioをインストールして、そこで開発をするわけです。
なんだか簡単にできそう!
って思われた方も多いと思います。
でも、注意点として、Androidのアプリケーションでできることは非常に多岐にわたるため、
そのすべてを学ぶことはなかなか難しい、というのがあります。
なので、重要な技術や、使用頻度の高い技術から優先的に学ぶことが大切です。
自分でアプリ開発の計画を立てるというのもありだとは思いますが、
初学者の方なら、どのくらい期間でどのくらいの難易度のアプリができるかなど、わからないことが多いはずです。
そういった場合には、先輩方のすすめるサンプルアプリケーションをやってみる、というのはいい選択になります。
簡単なサンプルアプリケーションでもつくりながら、Androidの技術を学べるとはかどりますよね。
というわけで、今回ご紹介する本は、Androidのアプリケーションをこれから開発したいあなたや、Android初心者の方を対象にした1冊です
本書では、おもにAndroid 固有のAPIを説明しています
Android はプログラミング言語のJavaを使います
本書ではJavaの説明はとくに行っていませんので、
そちらの知識については他書を参照することになりますのでご注意ください。
Javaについては、以下の本がおすすめです
本書に用意されたサンプルアプリケーションをやれば、Android技術の重要なところをつかむことができます
- 数当てゲーム
- ドラムアプリ
- ボール転がしアプリ
- ギャラリーアプリ
- シューティングゲーム
を通じて、Androidの重要な技術を、効率よく学べます
本書を終えれば、自分で簡単なAndroidアプリを作れるようになります
本書の構成は以下の通りです
本記事の概要
1、はじめに
1-1、本書について
1-2、本書の対象者
1-3、本書の使用法
1-4、推奨環境
1-5、開発環境
1-6、サンプルのソースこーどについて
2、Androidに触れる
2-1、Android とは
2-2、開発環境の構築
2-3、プロジェクトを作る
2-4、エミュレータでプロジェクトを実行する
2-5、Android端末でプロジェクトを実行する
3、数当てゲームを作る
3-1、サンプルアプリの確認
3-2、前準備
3-3、Androidアプリの概要
3-4、リソースファイルの解説
値の定義
レイアウトの定義
アイコンファイルの定義
3-5、AndroidManifestの解説
3-6、プログラムの解説
Activityクラスの継承
初期化処理
スピナー選択イベント
正解値抽選メソッド
クリックイベント
入力欄イベント
正解判定
3-7、デバッグツール
演習問題
4、ドラムアプリを作る
4-1、サンプルアプリの確認
4-2、ビルド設定について
build gradleとは
build gradleの構成
build gradleをGUIで編集する
4-3、リソースファイルの解説
画像の管理
valuesディレクトリによる値の定義
レイアウトファイルについて
rawディレクトリによるその他データ管理
4-4、AndroidManifestの解説
4-5、プログラムの解説
SoundPoolの用意
SoundPoolにおける音声データの管理
SoundPoolを利用した音声データの再生
AppCompatActivityの継承
Activityのイベント
タッチイベント
5、ボール転がしアプリを作る
5-1.サンプルアプリの確認
5-2、リソースファイルの解説
5-3、AndroidManifestの解説
5-4、プログラムの解説
暗黙的インテントの発行
インテントの戻り値を受け取る
UriからInputStreamを取得する
画像読み込み
画像の加工メニューの細工製
センサの利用
SurfaceViewの利用
Handlerを用いたタイマー処理
演習問題
6、ギャラリーアプリを作る
6-1、サンプルアプリの確認
6-2、リソースファイルの解説
レイアウトファイルの複数管理
Android標準以外のViewを使用する
LinearLayout
6-3、AndroidManifestの解説
6-4、プログラムの解説
ファイルへのデータ保存
明示的インテントの発行
Intentからの情報の詠出し
プリファレンス
動的な画像生成
撮影データ選択時の処理
演習問題
7、シューティングゲームを作る
7-1、サンプルアプリの確認
7-2、リソースファイルの解説
解像度によらない画像リソース
レイアウトファイルなしのプログラム
7-3、プログラムの解説
ビューの継承
リソースからBitmapを生成する
アプリの終了を検知する
戻るボタンのイベントをつかむ
7-4、メモリリークの調査
7-5、APKファイルの作成
APKファイルとは
作成手順
演習問題
付録
AndroidSK API紹介
用語集
引用・参考文献
演習問題解答
索引
となっています
Android 初心者や、Android アプリケーションを開発したいあなたが、
Android の重要なところを効率的に、サクッと学べます。
サンプル・アプリケーションをつくってみることで、
簡単なAndroid アプリを自分で作れるようになる1冊、おすすめです
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